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住まいと暮らし

タイでの「くらし」が私を変えてくれた。ゴルフタレント・瀬戸晴加さんの選択

2025.10.06
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タイでの「くらし」が私を変えてくれた。ゴルフタレント・瀬戸晴加さんの選択

PROFILE

瀬戸 晴加

瀬戸 晴加 ゴルフタレント・インフルエンサー

1990年生まれ、東京都出身。大学在学中に読者モデルとして活動を始め、ファッション誌編集長やPR会社でのプロデュースを経験。2017年にタイへ移住し、ホテルや飲食店のプロデュース、観光庁とのプロモーションを手がける。帰国後はライフスタイルブランド「cloenc」ディレクターや、ゴルフを中心としたインフルエンサーとして活躍。現在はSNSやYouTube「瀬戸晴加の無限にGOLFチャンネル」を通じ、ゴルフの魅力を発信している。

いつもキラキラ輝いた姿で私たちを楽しませてくれるインフルエンサー。しかしその内面では、どんなことを考え、どんな暮らしをしているのでしょうか。シリーズ企画「くらしのバトン」は、現在の暮らしとその背景にあるルーツ、そして未来への展望をひもとくインタビューシリーズ。そのスタートとなる第1回は、ゴルフタレント・インフルエンサーとして活躍する瀬戸晴加さん。今回は、彼女の暮らしの素顔に迫ります!

オフは年に数日。リソースの200%をゴルフに注ぐ日々

瀬戸 晴加①

現在のお仕事や活動について、改めて教えてください。

瀬戸「ゴルフタレントとして活動していて、ゴルフがうまくなるまでの姿を皆さんに見てもらっています。でも、コンペのゲストやYouTube出演など、タレントとして表に出る仕事は全体の4割未満。それ以外は、ゴルフウェアのプロデュースであったり、集客で困っている企業さんにご提案をさせていただくコンサル業に近いことだったりをしています。前職がプロモーションとマーケティングの会社だったので、そのスキルが役に立っていますね」

ゴルフタレントとして活動されている瀬戸さんにとって、ゴルフはお仕事ですか? それともプライベートに近いのでしょうか?

瀬戸「仕事ですね。オフの日に通うレッスンは、私にとって自己投資の時間なんです。週3~5時間、ゴルフのツアープロコーチの方に指導していただいているんですけど、その時間はすっぴんだしカメラも回さないし、かなり真剣勝負ですね。なのでYouTubeやSNSで目にするイメージとは少し違うかもしれません(笑)」

見えないところで努力を重ねているんですね。ちなみに、レッスンに当てている以外のオフの日はどう過ごしているのでしょう?

瀬戸「この4年間くらいはリソースの200%をゴルフに費やしてきたので、オフは1年に数日あるかないかなんです。そんな貴重なオフの日は、とにかく寝て過ごしますね(笑)。アクティブな人だと思われがちだけど、実はすごくインドア。基本的に家にいたいと思うタイプです」

オフが年に数日とは驚きです……! お盆や年末年始もお仕事ですか?

瀬戸「今年は初めてお盆にちょっとだけお休みが取れたので、年末年始にできなかった大掃除をしました。キャップやサンバイザーが山のように積まれた状態だったから、S字フックを買って、壁にかける収納にして……。こういう、暮らしにまつわることをもっとやりたいなって思いましたね」

瀬戸さんのご自宅にある壁かけ収納。これでもほんの一部なんだとか…… 瀬戸さんのご自宅にある壁かけ収納。これでもほんの一部なんだとか……

収納を見直すとスッキリしますよね。部屋は常に片付いているタイプですか?

瀬戸「全然(笑)。よく“部屋は心の鏡”って聞くけれど、だとしたら私の心はどうなっちゃってるんだろうと思います。とにかく物が多いんですよ。ブランドさんとのお付き合いで、ゴルフバッグやウェアをいただく機会が多くて。なので、シーズンじゃないものは貸し倉庫に収納しています。私はもともと完璧主義な性格。その性格をゴルフに対して発揮しているので、暮らしにも完璧を求めたらパンクしちゃいます。だから今は仕事にエネルギーを全振りするフェーズだと思って、『片付けはできるときにやればいい』って自分に言い聞かせているんです」

とても忙しそうですが、日々のなかで大切にしている習慣はありますか?

瀬戸「朝起きたらまずコーヒーを飲みます。コーヒーでやる気のスイッチが入るタイプなので、1日4~5杯は飲んでますね」

コーヒーなんですね! 朝は美容のために白湯を飲んでいそうなイメージがありました。

瀬戸「私はカフェインでギアを上げないと(笑)。でも、美容には気をつけていますよ。砂糖と乳製品は食べないようにしているし、油と小麦と添加物もなるべく摂らないように意識しています」

コーヒーを飲むお気に入りのマグカップは、自身でプロデュースしたブランド「cloenc」のもの

自炊はしますか?

瀬戸「自炊もしますけど、ほとんどは鍋料理ですね。お肉や魚、野菜にきのこも摂れるし、冷蔵庫の残り物で作れる(笑)。それに鍋って決めれば、献立を考えるのに脳のリソースを割かなくて済みます。なるべく決断の労力を減らすことを心がけているんです。時間がないからお風呂も短いですね。基本はシャワーだけで湯船には浸からず、いかに早く終わらせて仕事を再開するかばかりを考えています」

瀬戸さんお手製の鍋料理。シンプルだけど、彩りも鮮やかでとてもおいしそう

本当にお仕事に全力投球なんですね! お住まいについてうかがいたいんですが、インテリアはどんな雰囲気ですか?

瀬戸「家具などは全てモノトーンです。お気に入りはグレーの大きなソファ。夕食後に少しだけソファで仮眠を取ってから、また仕事しています。こだわっていいベッドを買ったので、ベッドで寝ると熟睡しちゃって起きられなくなるんですよ」

肌触りがとても良く、瀬戸さんの身長だと仮眠するのにちょうどいいサイズなんだそう

お仕事に全振りしつつも、食事や睡眠には気を使っているんですね。ちなみに、ストレス解消のためのご褒美などはありますか?

瀬戸「それがないんですよ。物欲もないし。あ、でもお酒は好き。ただ、翌日がゴルフのときは飲まないと決めているので、月に3~4回、仕事関係の会食で飲むくらいですね。私の場合、仕事で溜めたストレスは仕事で発散できているから、そんなに困っていないんです。何をしていても気づいたらゴルフのことを考えているくらい、ゴルフが大好きだから」

タイ・チェンマイでの暮らしが、私の“今”につながっています

瀬戸 晴加②

以前、お仕事の都合でタイのチェンマイにも拠点を置かれていたそうですね。チェンマイでの生活を経て、暮らしや価値観に変化はありましたか?

瀬戸「すごく変化がありました。チェンマイは山に囲まれた避暑地で、自然が多くてゆったりした環境。そこでの仕事はムエタイのトレーニングをするための宿泊施設の立ち上げだったんですけど、今でいうデジタルデトックスに近いコンセプトだったんです。私もそういう生活を後押ししているうちに、豊かさに対する価値観が変わりました。チェンマイでの暮らしは、周りと比較して焦ったり落ち込んだりすることがなくなり、ブランド品や肩書きよりも、スキルや勉強する時間が欲しくなった。物よりも、豊かな自然や親密なコミュニケーションに価値を見出せるようになりましたね」

物質的な豊かさよりも、精神的な豊かさを大切にするようになったんですね。

瀬戸「そうなんです。あと、チェンマイに行って、自己肯定感の違いにも衝撃を受けました。日本人って自己肯定感が低いんですよね。私もそうで、高価な物を持ったり、人からうらやまれるような仕事をしていたりしても、どうしても『私なんて……』って思っちゃう。『頑張っていない自分には価値がない』と思っていたから、自分の価値を高めるために、常に気を張っていました。だけど、頑張れば頑張るほど何のために頑張っているのか分からなくなってきて、20代後半で不眠症になっちゃったんです」

それは辛かったですね……。

瀬戸「そのなかでチェンマイに行って、街の人たちがすごく幸せそうなことに驚きました。みんな自己肯定感と愛にあふれていて、街中でボーっとしてるおじさんとかも、なんか楽しそうだったんです(笑)。『私がいくら頑張っても手に入らないものを、この人たちは手にしているんだな』と感じましたね。そういう空気に影響を受けたのか、チェンマイではなぜかぐっすり眠れたんです。人生に悩みがちな時期をタイで過ごせたのは、私のなかですごく大きな転機になりました」

瀬戸さんが「第二の故郷」と呼ぶチェンマイで、お仕事中に撮影された一枚 瀬戸さんが「第二の故郷」と呼ぶチェンマイで、お仕事中に撮影された一枚

チェンマイでの暮らしがターニングポイントになったんですね。瀬戸さんの考え方や価値観に影響を与えた、誰かに受け継いでいきたい言葉などはありますか?

瀬戸「誰から聞いたかは忘れてしまったんですが、『残りの人生で今日が一番若い』という言葉に影響を受けました。だから何事も“今日”から行動を起こすようにしています。仕事でもスポーツでも、今より良くなるための行動を常に続けている人と、何もしていない人とでは、時間が経てば経つほど差が開いてしまうと思うんです。成功している人って、“やる”と“やらない”という選択肢があったとき、必ず“やる”を選択してきた人たち。だから私も、毎日の行動を積み重ねようと思っています」

素敵な言葉ですね。またチェンマイで暮らしたいと思いますか?

瀬戸「もう1回暮らしたいですね(笑)。でも、日本でゴルフ場が近い地方に家を持って、二拠点生活をするのもありだなと思います。ずっと同じ場所にいると煮詰まってくるけれど、物理的に空間を移動すると、心をフレッシュに保つことができますし。それに、ビジネスにおいて『移動距離と成長は比例する』って聞いたことがあるんです。移動距離が多い人はその分たくさんの情報が入ってくるし、自分の常識を覆される経験も多いから成長できるみたい。二拠点生活っていうとハードルが高いけれど、1年のうちで1週間だけ違う街に滞在するだけでも、ずいぶん変わると思います」

暮らしにゆとりを持つのはもう少し先。今は突き進むだけ

瀬戸 晴加③

瀬戸さんにとって、豊かな暮らしとはどういうものですか?

瀬戸「たとえ人から評価されなくても、自分の心が『それでいい』と思って幸福を感じられたら、とても豊かですよね。私は自己肯定感が低いから、休んだら不安になっちゃって、『何もしていない自分はダメだ』って自己嫌悪に陥っちゃう。だけど本当は、何もしていない自分も肯定したいです。仕事で結果を出していなくても、ハイブランドを持っていなくても、有名人とつながっていなくても、自分で自分を満たせる人でいたいですね」

まさにチェンマイに暮らす人たちがお手本になっているんですね。豊かな暮らしを送るために心がけていることはありますか?

瀬戸「昔から、眠る前にベッドのなかで1日を振り返って、神様に感謝しています。神様といっても、特定の宗教ではなく、自分だけの神様に語りかけるような感じ。今日のうれしかったことや学びを思い出して、心のなかで『ありがとうございます』と伝えてから寝るんです。嫌なことがあっても、『このタイミングでこの経験を与えてくれたおかげで成長できました。ありがとうございます』と受け止めるようにしています」

その日の出来事を整理するような時間を設けているんですね。

瀬戸「生きていればどうしても嫌なことは起きるし、心の余裕がなくなる日もあるけれど、寝る前に神様とおしゃべりすることで、自分の気持ちを自覚できたり反省できたりするんです。そうしていると、ちょっとずつ内面が成熟していく気がします。誰でも簡単にできるからオススメですよ」

瀬戸 晴加④

お話をうかがっていると、瀬戸さんはかなりお仕事に重点を置いた生活をしている印象があります。これからは、どんな暮らしをしていきたいとお考えですか?

瀬戸「もっと暮らしを整えて、家でのリラックスタイムも増やして、心と体力にゆとりを持ちたいです。ゆとりがあれば、もっと女性としても人としても魅力が増すと思うので。『なんか瀬戸ちゃんに会うとほっとする』と思われるような人になりたいですね。ただ、将来的にゆとりを作るためにも、今はがむしゃらに仕事をするフェーズだと思っています。ワーク・ライフ・バランスでいうと、今は9割仕事だけど、人生のトータルで見たときにバランスが取れていたらそれでいいと思っています」

最後に、読者の方へのメッセージをお願いします。

瀬戸「人によってベストな暮らしの形は違うし、私の暮らしが正解ではまったくないんですけど、この記事が『自分にとって理想の暮らしってなんだろう?』と考えるきっかけになったらうれしいです!」

瀬戸 晴加⑤

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