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埼玉県南東部に位置し、東京都心から約15〜30km圏内のさいたま市。その中でも、「住みたい街」として近年注目を集めるのが大宮エリアです。「東日本の玄関口」とも呼ばれる大宮駅は、JR・私鉄合わせて10路線以上が乗り入れ、その数は東京駅に次いで全国2位。近隣都県へのアクセスの良さは抜群です。
今回は、大宮在住歴15年のライター・矢島美穂が、この街の隠れた魅力と住み心地をお届けします。
大宮エリアってどんな街?

古くは武蔵一宮・氷川神社の門前町、中山道の宿場町として栄えた大宮。現在は、政令指定都市である「さいたま市」の行政区の一つ・大宮区となっています。全国有数のターミナル駅である大宮駅付近は、「コンパクト東京」と称されるほど商業施設やオフィスが集積。その周辺は住宅地として栄え、約12万8,000人(2026年4月1日現在)が暮らしています。
大宮駅の西口には、商業施設に加えタワーマンションや住宅街が。東口の歴史ある商店街には、夜は飲み屋街としてのにぎわいを見せるエリアもあります。さらに、34.6haという広大な大宮公園や、氷川神社も駅からの徒歩圏内。氷川神社からおよそ2kmにわたりまっすぐ伸びる参道もまた、大宮が誇るスポットの一つです。

都会的で便利な施設のすぐそばに、自然や歴史を感じられる場所があるというバランスにひかれ、近年は大宮での暮らしを選ぶファミリー層が増えています。
地元住民行きつけ!とっておきのオススメスポット10選
ここからは、地元住民だからこそオススメしたいスポットを厳選してご紹介します。
大宮の代名詞ともいえる有名スポットのほか、エリア外からわざわざ足を運ぶ人も多い飲食店やショッピングモール、大宮の名物グルメが楽しめるお店などが盛りだくさん。さまざまな大宮の表情が見られるはずです。
01.武蔵一宮 氷川神社


2400年以上の歴史を持つといわれる日本屈指の古社であり、東京都・埼玉県などにある約280社の氷川神社の総本社。大宮の地名は、この氷川神社を「大いなる宮居」と崇めたことに由来すると言い伝えられています。初詣や夏の例大祭の他、5月には境内で薪能が開催され、日本古来の年中行事や文化に触れられる場所です。近年はパワースポットとしても注目を集め、遠方から足を運ぶ観光客も少なくありません。
スポット情報
02.大宮公園


氷川神社の境内地から誕生した県営公園。「さくらの名所100選」にも選定されており、春先には多くの桜を愛でる花見客でにぎわいます。園内には、プロリーグの試合も開催される県営球場やサッカー専用の「NACK5スタジアム大宮」が。リスザルやツキノワグマなどがいる小動物園、貸しボートに乗れる舟遊池もあり、大人から子どもまで楽しめる公園です。私は、まだ静かな朝の園内をのんびり散歩しながら、道行くワンちゃんたちを眺めるのがお気に入りです。
スポット情報
03.鉄道博物館


JR東日本創立20周年記念事業のメインプロジェクトとして2007年に開館して以来、国内外からの客足が絶えない博物館。車両・歴史・仕事・科学・未来の5つのステーションに分けられた館内には、運転士気分が味わえるシミュレータも。たとえ鉄道に詳しくなくても、思わず「触ってみたい」「のぞいてみたい」と好奇心をくすぐられる展示にあふれています。さらに、ミュージアムショップも必見! 限定商品や人気メーカーとのコラボ商品など、デザイン性や機能性が高いものが多く、文具好きの私は、つい散財してしまいます。
施設情報
04.コクーンシティ


大宮駅から徒歩20分にある隣駅・さいたま新都心駅東口を出てすぐのショッピングモール。県内最大級のシネマコンプレックスの他、レストランやカフェ、ファッション、家電、コスメ、スーパーマーケットなど、日常から特別な日まで楽しめる約260店舗が集まっています。私の周りには、「コクーンシティができてから、都内に行く機会が激減した」と話す友人も少なくありません。ちなみに、「コクーン」は英語で「繭」という意味であり、コクーンシティのある場所でかつて製糸業が営まれていた歴史にちなんだものなんですよ。
店舗情報
- 店舗名:コクーンシティ
- 営業時間:物販・サービス店舗10:00~21:00、飲食店舗11:00~22:30(LOは店舗により異なる)、コクーン1フードコート10:00~22:00、コクーン2フードコート10:00~21:00 ※一部の店舗は異なるため、詳細はコクーンシティ公式サイトを確認
- 定休日:不定休
- 住所:埼玉県さいたま市大宮区吉敷町4丁目263-1
- 公式サイト
05.UP COFFEE


氷川参道沿いにたたずむキッズウェルカムなカフェ。「ママが笑顔になれる居場所を」という女性オーナーの思いを詰め込んだ店内には、授乳室やおむつ替えベッドに加え、壁掛けペーパーにお絵描きができるキッズスペースまで備えられています。テラス席はワンちゃん同伴もOK! フレンドリーな接客とセンスあふれる空間のとりこになる人々は多く、週末は入店待ちの行列も。人同士・ワンちゃん同士の交流が自然と生まれ、住民同士をつなぐハブ的スポットにもなりつつあります。
店舗情報
06.ALL THAT COFFEEWORKS


店頭の焙煎機で、店主が毎朝丁寧にコーヒー豆を焙煎するコーヒーショップ。店頭に並ぶのは、焙煎後1週間以内の新鮮なコーヒー豆ばかりです。お土産用の豆を選んだら、テイクアウトドリンクと奥さまお手製のスイーツ片手に店頭のベンチでひと休み、という過ごし方も。私が特にオススメしたいのは、店主が丁寧にいれるハンドドリップコーヒー。私は初めて飲んだ時、一人だったにもかかわらず「え、おいしい……!」と思わずつぶやいてしまいました。いわゆる“路地裏”という目立たない立地ながら、遠方からわざわざ通う常連客も多いお店です。
店舗情報
07.レストラン アン・ドゥ・トヮ


氷川参道の四季折々の風景を眺めながら食事ができる、自家製燻製の洋食レストランです。7kgを超える豚肉を10日間スモークした自家製ベーコンを添える地元グルメ「大宮ナポリタン」は注目の一皿。香り高い燻製が埼玉県産トマトをふんだんに使ったソースの風味に奥ゆきを与え、もはや“B級グルメ”の概念を覆す味わいに。氷川神社参拝の前後にゆったり過ごすのにオススメの一軒ですよ。
店舗情報
- 店舗名:レストラン アン・ドゥ・トヮ
- 営業時間:火~日11:00~15:00、17:00~23:00 (09:00~11:00のモーニングは要予約)
- 定休日:月曜日(祝祭日除く)
- 住所:埼玉県さいたま市大宮区浅間町2-45-1 2-3階
- 公式サイト
08.ブリューパブ「氷川の杜」


さいたま市初のクラフトビール醸造所「氷川ブリュワリー」に併設されたビアパブ。種まきから収穫まで自ら手掛けた小麦を原料にした「さいたま育ちWeizen」をはじめ、地元素材や季節感を活かしたオリジナルクラフトビールを楽しめます。グラスから漂うホップの豊かな香りと、できたてならではの新鮮なおいしさが大きな魅力。ビールと相性抜群の自家製燻製や夏季限定「ホップの天ぷら」などの料理も外せません! 氷川参道沿いという立地のため、散策途中に立ち寄る方も多く、週末は昼からにぎわう人気スポットです。カップやペットボトルでのテイクアウトも可能なので、街歩きのお供にもオススメです。
店舗情報
- 店舗名:ブリュ―パブ「氷川の杜」
- 営業時間:水~金17:00~22:30、土12:00~22:30、日12:00~21:00
- 定休日:月曜日、火曜日
- 住所:埼玉県さいたま市大宮区高鼻町1-36-1
- 公式サイト
09.Blanc à la maison


客足が絶えないこちらのブーランジェリーは、「クリームパン」が人気。テレビ番組「マツ子の知らない世界」でも紹介されるなど、パン好き界隈には評判のお店です。一方、埼玉県産の小麦・ハナマンテンを配合した「さいたま食パン」や、市内の特産品を使った「岩槻のねぎ味噌とグリュイエールチーズ」など、地域とのつながりを大切にした商品からにじみ出るあたたかな一面もまた、大きな魅力です。ユニークな素材を大胆に組み合わせたパンも多く、目移り必至! 店内に一度足を踏み入れたが最後、なかなか抜け出せなくなりますよ。
店舗情報
10.pâtisserie masayuki nakamura by Blanc


こちらのパティスリー、実は先ほどご紹介したブーランジェリーの隣にある姉妹店。ベルギーや国内で修業を積んだ、パティシエ・中村氏が手掛けるケーキのあまりのおいしさに、我が子たちは「おやつの天才」と呼んでいます。中村氏が自ら足を運んで仕入れる県内のフルーツを使った期間限定商品が次々発売され、足繁く通っても飽きることがありません。数週間日持ちする焼き菓子も多く並んでいるので、ギフト選びにもオススメですよ。
店舗情報
- 店舗名:pâtisserie masayuki nakamura by Blanc
- 営業時間:10:00~19:00
- 定休日:月曜日、第2・4火曜日
- 住所:埼玉県さいたま市中央区上落合8-3-26
- 公式サイト
今回訪れたオススメスポットはこちら!
大宮エリア、実際の住みやすさは? 地元住民へのインタビュー
ターミナル駅を要し、既に十分過ぎるほどの利便性がありながら、現在も発展を続ける大宮。今後のさらなる可能性を感じさせてくれるこの街に、興味を持ってくれた方も多いのではないでしょうか。
大東建託が実際に住んでいる方を対象に調査した「街の住みここちランキング」のアンケートでも、「日常も非日常もすべて近場で楽しめる」「便利でありながら意外と静か」「交通アクセスが抜群」などの声が寄せられました。
居住者コメント
| コメント① | ショッピングも事足りるし、居酒屋やファミレスも多い。大規模ホールもあり、ライブやイベントまで、全て近場で楽しめる。 |
| コメント② | 日常生活に必要十分。大きな公園や病院、スーパーもすべて自転車で移動可能。意外と静かで、ご近所の人間関係も程よい距離感。 |
| コメント③ | 交通アクセスが充実。新幹線停車駅に加え、都心まで複数の路線が走っており、移動の柔軟性がある。 |
それでは、住民たちへの街頭インタビューで、さらに大宮エリアの住みやすさを深掘りしていきましょう。
住民の声01「どこにでも行けるけれど、どこにも行かなくてもいい街」(在住歴13年のAさん)

最初にお話を聞いたのは、パートナー&猫ちゃんと一緒に大宮で暮らすAさん(30代・女性)。現在は大宮のカフェで働いています。
Q1.大宮エリアに住んだきっかけを教えてください。
Q2.大宮エリアの住み心地はいかがでしょうか?
Aさん「とても便利で気に入っています。東京に出るのは浅草などの観光地に行くときくらい。ショッピングなどは大宮で事足りるし、自転車で移動できる範囲にすてきな喫茶店もあるので、最近は電車に乗ることはめったにありませんね」
Q3.大宮エリアならではの、休日のお気に入りの過ごし方は?
Aさん「自転車に乗って、大宮駅近辺のコーヒーショップでコーヒーをテイクアウトしてから、氷川神社や大宮公園に移動してのんびり過ごすのが定番です。駅からあまり離れずともたっぷりの緑に包まれて過ごせるので、手軽で大好きなリフレッシュコースです」
住民の声02「質がよい店、便利なものが集まってくる場所」(在住歴15年のBさん)

続いてお話をうかがったのは、会社員のBさん(男性・40代)。現在は妻と2人の娘、愛犬とともに分譲マンションで暮らしています。
Q1.大宮エリアに住んだきっかけを教えてください。
Bさん「結婚がきっかけです。結婚前は妻も私も都内で一人暮らしをしていたのですが、夫婦それぞれの職場へのアクセスが良かったことと、私の実家(千葉)と妻の実家(埼玉)の中間地点だったこともあり、大宮を選びました。まずはアパートに引っ越したのですが、住んでみたら良い街だったので、2年後には分譲マンションを購入しました」
Q2.大宮エリアの住み心地はいかがでしょうか?
Bさん「とてもいいですよ。特に交通の利便性は抜群です。大宮からなら、車や電車で千葉・東東京・西東京・横浜方面・北関東と、広範囲にすぐ行けますからね。『ちょっと旅行に』ということが増えました」
Q3.暮らして初めて実感した大宮の魅力を教えてください。
Bさん「お店や教育施設の『次の拠点』に選ばれることが多いので、都内の人気店やサービスが集まってきます。もともと東京に出やすい場所なのですが、そもそも東京に行く必要すらありません。氷川参道をなんとなくぶらぶらして、思い付きで家族とランチという風に、目的もなく日常的に散歩や街歩きを楽しめるのもいいですね」
住民の声03「価値観に合わせて地域とのつながり方を選べる」(在住歴6年のCさん)

最後は、6年前に近隣エリアから大宮に引っ越してきたCさん(女性・40代)。夫と娘・息子と暮らす、ワーキングマザーです。
Q1.大宮エリアに住んだきっかけを教えてください。
Cさん「10年前に夫が都内へ転勤になったのを機に、まずは大宮近隣エリアの賃貸物件に引っ越してきました。その後、賃貸からの卒業を考えた際に、大宮エリアの分譲マンションへと移ったのが6年前です。夫婦それぞれの職場へ通いやすく、夫の実家がある宮城に新幹線などで帰省しやすい場所だったのが決め手でした」
Q2.大宮エリアの住み心地はいかがでしょうか?
Cさん「とてもいいです。当初は特に思い入れがなかったのに、暮らしてみてすっかり気に入ったのが、氷川参道があるという点。街は発展していて便利なのに、すぐそばにある参道に一歩足を踏み入れるだけで、落ち着いた雰囲気を味わえます。歩くだけでとても気持ちがいいんですよ」
Q3.大宮移住を考えるファミリー世帯に、大宮の推しポイントを教えてください。
Cさん「周囲との距離感を選びながら子育てできる、という点でしょうか。私たち夫婦は近所に見守られるあたたかな地域で育ってきたので、我が子も似た環境で育てたいと思っていました。大宮では、夏の『中山道祭り』ではおみこしを担いだりしながら、近所の方々との人間関係を自然に育むことができました。田舎ではないからご近所付き合いを最小限にすることもできますが、地域と程よくつながりつつ、見守られながら子育てをすることも選べる街だと思います」
大宮エリアは“どこに行くにも便利でありながら、ここですべてが事足りる街”でした
今回の取材を通して改めて気づかされたのは、「特別ではない毎日も、刺激的な瞬間も、リラックスタイムも、全てこの場所で過ごせる」のが大宮エリアの魅力だということ。さらに、日本のあちこちへの移動が便利という点で、旅行先や勤務先の選択肢が広げやすく、より自由な人生が選びやすい街だともいえるかもしれません。
多くの人が「暮らしてみたら想像以上に居心地がよかった!」と口をそろえる大宮エリア。まずは気軽に散策して、この地のバランスの良さを体感してみてはいかがでしょうか。大宮エリアをはじめ、埼玉県の住みやすさについてもっと深く知りたい方は、「いい部屋ネット 街の住みここちランキング2026 駅ランキング <埼玉県版>」をぜひチェックしてみてください。

























「20代前半の頃に勤めていたショップが新宿と大宮に新店を構え、『どちらに異動するか選んで』と言われて大宮を選んだのがきっかけです。地元である北海道からいきなり新宿に住むのは、ちょっと怖いかも……と思って(笑)。その点、程よい都会感と安心感があるお大宮がちょうどよく感じました」