PROFILE この記事の登場人物

出相 貴士 総務部 防災管理課 課長/防災士(大東建託)
2004年入社。山口県内をはじめ7支店で直接お客さまと関わる業務を経験。2014年の広島県広島市北部豪雨災害をきっかけに自然災害の脅威を痛感し、2020年熊本豪雨では復興ボランティアに参加。その後、福岡支店内に設置された防災拠点「ぼ・く・ラボステーション」で備蓄品管理や地域イベント、福岡市との防災協定締結に携わり、2026年4月から防災管理課に所属。
大東建託グループは、「地域の“もしも”に寄り添う」という防災理念のもと、さまざまな防災への取り組みを推進しています。災害時にお家でできる実践的な防災知識や方法を全11回に分けてご紹介。
前回に続き、防災に関するポイントをクイズ形式で紹介します。正しい防災知識を身につける重要性や、緊急時を想定した行動について学んでみましょう。
正しい防災知識が身につく「防災クイズ02」
災害時に「どの情報を信じるべきか」「どの行動が適切か」を見極めて、冷静な判断を下すためには、日頃から情報リテラシーを高めておくことが重要です。以下のクイズで、あなたの判断力をチェックしてみましょう。

第1問
マンションの上階で火災が発生しました。避難する際に使ってはいけないものは?
A. 階段
B. 非常階段
C. エレベーター
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答えは……?
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【答え】C
火災時にエレベーターを使うのは絶対にNGです。停電で閉じ込められたり、煙が充満したりする危険がありますので、必ず階段や非常階段を使って避難しましょう。煙を吸わないよう、ハンカチやタオルで口と鼻を覆い、姿勢を低くして進みます。
第2問
自宅が危険な状態になり、避難所へ向かうことになりました。その際に二次災害を防ぐために必ず行うべきことは何か?
A. 水道の蛇口を全開にしておく
B. ブレーカーを落とす
C. 換気のために窓をすべて開け放つ
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答えは……?
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【答え】B
地震による停電から電気が復旧した際、倒れたヒーターやショートした配線に通電し、火災が発生する「通電火災」が大きな問題となっています。避難のために家を空ける際は、必ずブレーカーを落としてから外出しましょう。
第3問
キッチンで料理中に大地震が発生し、激しい揺れを感じたとき、最初にとるべき行動はどれか?
A. すぐにコンロの火を消しに行く
B. まずはテーブルの下などに隠れて身を守る
C. 急いで玄関のドアを開けて逃げ道を確保する
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答えは……?
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【答え】B
地震で揺れている最中に火に近づくのは大変危険です。熱湯や油をかぶったり、飛んできた調理器具で怪我をしたりする恐れがあります。また揺れている最中にドアを開けに行くのも、転倒や落下物の危険があるためNGです。最近のガスメーターは震度5相当以上の揺れで自動的にガスが止まる仕組みになっています。まずは自分の身の安全を最優先に確保し、揺れが収まってから落ち着いて火の確認をしましょう。
第4問
災害による停電・断水を想定した際、備蓄用の非常食として適していないものは?
A. 生鮮食品や冷凍食品
B. 缶詰やビスケット
C. アルファ米やレトルト食品
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答えは……?
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【答え】A
非常食は、常温で長期保存できるものを選びましょう。生鮮食品や冷凍食品は、停電時に腐敗するリスクがあります。アルファ米、レトルト食品、缶詰、ビスケット、チョコレートなど、賞味期限が長く調理不要または簡単に調理できるものが適しています。
【まとめ】日頃から「もしも」の状況を想定し、正しい知識を身につける
緊急時に冷静な判断を下すためには、日頃から「もしも」の状況をシミュレーションし、正しい知識を身につけておくことが最善の解決策です。専用の防災グッズだけでなく、身の回りにある日用品や食品を防災に役立てるなど、いざというときの対応力も大事になります。

防災力を高めるためのポイント
- 地震、火災、台風など、災害の種類ごとに適切な行動手順を知る
- 備蓄品の種類と量、保管場所を把握しておく
- 定期的な備蓄品の点検や避難経路の確認を行う
- 避難場所、連絡方法、役割分担などを家族で話し合い、情報共有する
知識はある「つもり」でも、いざというときに動けない
地震や台風、大雨などの災害が増えるなかで、防災についてなんとなくは知っている。そう思い込んでいる人は多いと思います。しかし実際に緊急事態に直面した際、「頭が真っ白になり、具体的にどう行動すればよいか分からなくなった」「突然の出来事で、備蓄品の場所を思い出せなかった」といった声も少なくありません。

さらに、「なんとなく知っているつもり」の防災知識が誤解だった場合、パニックに陥って間違った行動をとり、かえって怪我をしてしまう恐れがあります。「外に逃げるべきか、屋内に留まるべきか」の判断が曖昧なままでは、結果的に危険な行動をとってしまうことも。また、揺れを感じた瞬間に火を消そうとして転倒したり、家具の下敷きになったりする危険もあります。
こうした事態を防ぐには、正しい防災知識を身につけ、それを“使える状態”にしておくことが、自分と家族の命を守るために欠かせません。
※本記事の内容は、掲載時点の情報です。記載されている会社名、サービス名、役職・肩書などは、現在と異なる場合があります。





















