
PROFILE この記事の登場人物

呂 恩佳 (ロ オンカ)
「Sa.Ku.Ra」に住みながら、東京の語学学校に通う台湾出身の33歳。台湾ではゲーム関連の仕事に携わり、日本の企業とやり取りするうちに日本に興味を持つ。日本のキャラクターが大好き。現在は日本語の勉強をしながら、日本での新しいキャリアを目指している。

溝口 貴康 いい部屋ネット インターナショナル店
2006年2月入社、いくつかの神奈川県下の店舗で担当職を実践。管理職として東海事業部内の店舗を経験し、その後グローバル事業部のインターナショナル店を拝命し現在に至る。

陳 韻婷(チェン ユンティン) グローバル企画課(大東建託リーシング)
台湾出身。日本での留学および宿泊業での就職経験を経て、2023年6月に入社しグローバル事業部に所属。外国籍のお客様向けの集客やお部屋探し業務を担当した後、現在は外国籍向け賃貸サービスの企画・運営に携わっている。
海外から日本へやってくる留学生が増加している今、留学生向けの賃貸住宅の需要が高まっています。大東建託リーシングでは2025年9月から、外国人留学生専用の賃貸住宅 「Sa.Ku.Ra」の自社運営を始めました。
しかし、外国人が日本でお部屋探しをする際、言語や契約ルール、審査など想像以上に多くの壁があります。そこで今回は、外国人が直面している日本の賃貸事情をひもとき、その課題を「Sa.Ku.Ra」がどう解決しているのか、実際に住んでいる留学生の呂(ロ)さんにインタビュー。住み心地や契約までの経緯について、詳しく教えていただきました。
言葉の壁、入居審査……。外国人の部屋探しを取り巻く課題
外国人が日本でお部屋探しをする場合、具体的にどのような課題があるのでしょうか。まずは、外国人のお客さまに特化している「いい部屋ネット インターナショナル店」の溝口貴康さんにお話を伺いました。

――現在、外国人の方が日本でお部屋探しをする上で、障壁となってしまっていることは何でしょうか?
――日本ならではの賃貸借契約の難しさもあるのでしょうか?
溝口「日本における賃貸借契約は、宅建業法宅地建物取引業法に基づいて行われます。そのため、契約時に必須とされる『重要事項説明』は、日本語で提示されて日本語で説明される、他国にはない日本ならではのルールですね。この内容は専門用語が多く、日本人でも理解が難しいもの。不動産取引の専門用語はAI翻訳では対応が難しいため、日本語が分からない方は通訳が必要となります。これは海外居住者がオンラインで契約を行う場合も同様です。しかし、通訳の体制が整っていない仲介業者も多いのが現状ですね」

――外国人の方が日本での入居審査においてネックとなってしまうポイントは何でしょうか?
溝口「今は保証会社を利用することが一般的になり、昔のように『連帯保証人』を探す必要はなくなりました。しかし『連帯保証人』に代わる『緊急連絡先』や『身元引受人』の登録は求められます。一般的に、緊急連絡先は『日本在住で、緊急時に連絡が取れて、日本語が話せる人』が望ましいとされています。そのため、来日して間もない方や海外から申し込みを希望される方にとっては、手配が困難なことがあります。

溝口また、入居審査の際に、在留の許可として日本政府から発行される 『在留資格認定証明書(COE)』などの提示が求められます。これが用意できていないと契約が難しい場合も。特に入学シーズンの留学生の中には、在留許可がおりるまで時間を要する方もいらっしゃるため、審査に影響を及ぼすことがあります」
――実際に、外国人のお客さまが日本でのお部屋探しや審査、手続きで困っていたエピソードはありますか?
溝口「『他の不動産仲介業者で、外国人であることを理由に、話を聞く前から申し込みを断られてしまい、困ってこの店に来た』と話してくださる外国人のお客さまがとても多いです。また、日本人の方が契約者となり、外国人の方を同居人とする形で申し込んだら断られた、という話も聞きました。
お客さまの中には、スタッフも知らないような日本のアニメ作品に詳しい方や、日本文化に精通している方もいます。そんな『とにかく日本が大好きだから住みたいんだ』という真っすぐな熱意には、心を動かされるものがあります。自分が逆の立場だったら、言葉の通じない国でお部屋探しをするのはとても不安だと思います。だからこそ、お客さまの不安をゼロにして差し上げたい。そして、安心安全な日本ライフを楽しんでほしいです」
台湾から日本へ。外国人留学生の呂さんが「Sa.Ku.Ra」を選んだ決め手とは?
コミュニケーション以外にも、さまざまな課題がある外国人のお部屋探し。そんな現状に悩む外国人留学生のために作られたのが、大東建託リーシングの「Sa.Ku.Ra」です。実際に暮らしている台湾出身の呂さんは、どのように「Sa.Ku.Ra」と出会ったのでしょうか。これまでの契約するときの経緯について伺いました。
——呂さんが日本に留学しようと思った理由は何ですか?
呂「私は台湾のゲーム業界で仕事をしていたので、日本の企業と協業する機会が多く、もっと日本語力を高めたいと思って留学を決めました。ポケモンやちいかわなど、日本のキャラクターが大好きという理由もあります(笑)」
呂 恩佳(ロ・オンカ)——どのような経緯で「Sa.Ku.Ra」に入居されたのでしょうか。
呂「まだ台湾に住んでいたとき、まずはインターネットを使って自力で部屋探しをしたのですが、言葉の壁もあり、問い合わせをする勇気はありませんでした。そこで留学エージェントの先生に相談したところ、大東建託リーシングを紹介されたんです※。その大東建託リーシングが開催していた留学生向けのオンラインイベントに参加した際、『Sa.Ku.Ra』を紹介されて申し込みました」

——大東建託リーシングからは、「Sa.Ku.Ra」以外の物件も紹介されたのでしょうか?
呂「最初に紹介された『Sa.Ku.Ra』に入居を決めたので、他の物件は紹介されませんでした。というのも、オンラインイベントで『Sa.Ku.Ra』のお部屋の動画を見せてもらって、すごく気に入ったんです。家具や家電が設置されているところがポイントでした。また、防犯カメラやTVモニターホンなどの設備も、安心感があって非常に良いと感じました」

——大東建託リーシングのイベント経由でお部屋を決めたため、日本に来てから不動産屋を巡るなど、そういった面倒な手続きは一切なかったんですね。
呂「はい。大東建託リーシングから『Sa.Ku.Ra』を紹介されて、全ての手続きを台湾で完了させてから日本に来ました。入居審査も身分証と入学許可証の提出を求められたくらいで、スムーズに申し込みをすることができましたね」
——日本でお部屋探しをするにあたって、不安に思っていたことはありますか?
呂「日本はオーナー・管理会社・仲介会社・保証会社などがそれぞれ違うことでトラブルが起きやすいと聞いていました。だから、私の語学力でトラブルに対応するのは難しいのでは、と心配していましたね。だけど大東建託グループでは、一括で全ての関係者に対応しているし、万が一トラブルになったときも大東建託グループで対応してくれるので安心できました」
——実際にお部屋を契約してみて、契約やルールで困ったことはありましたか?
呂「オンラインでの書類のアップロードに少し手間取ったくらいで、困ったことは特にありません。思っていたよりも書類の種類が多かったのですが、大東建託リーシング(いい部屋ネット インターナショナル店)の方が条項ごとに丁寧に説明してくれて、翻訳もしてくれたので、契約内容を理解することができました。日本語の契約書を自分で読むのはまだ難しいですが、一つひとつ丁寧に説明してもらえたし、疑問点もすぐに質問できたので助かりました」

——他に、外国人のお友達から「日本のお部屋探しに苦労した」というエピソードを聞いたことはありますか?
呂「何人かから聞いたことがあります。例えば留学で一年間だけ日本に住みたい場合、『滞在期間が短い』という理由で入居を断られたり、部屋探しそのものを断る不動産会社もあったりするみたいですね。あとは、トラブルが発生した際、オーナー・管理会社・仲介会社の三者の間で責任を押し付け合うような状況になることもあるそうです」
——外国人の方が日本で賃貸借契約を結ぶ際、どんな点がハードルになると思いますか?
呂「最大のハードルは、日本に行かないと内見ができないことです。内見はしたいけど、来日してから部屋を探すのはとても難しいので、できれば来日前に母国で部屋を決めたい。そこで悩む人はとても多いと思います。その点、大東建託リーシングのオンラインイベントは、そのニーズにぴったりでしたね」
「Sa.Ku.Ra」の住み心地はどんな感じ? 呂さんのお部屋を拝見!
では、実際に呂さんが住んでいるお部屋を紹介してもらいましょう。お部屋の広さや家具・家電といった設備、住み心地について伺いました。
——「Sa.Ku.Ra」に住んでいて「ここが便利」と感じるポイントは何でしょうか?
呂「一人暮らしだと荷物を受け取れないことも多いのですが、宅配ボックスがあるので安心してネットショッピングを頼めるのはうれしいですね。また、ベッドや机といった家具や、冷蔵庫・洗濯機・電子レンジ・掃除機といった家電が最初から備わっている点が特に助かりました」

——台湾での生活と、「Sa.Ku.Ra」での生活の違いはありますか?
呂「特に違いを感じるのは、『Sa.Ku.Ra』の居住設備の充実度です。台湾の賃貸住宅と比べて、換気設備やキッチンの設備、さらに防犯設備もしっかり整っていて、とても快適に暮らせています。中でも台湾ではあまり見かけない浴室乾燥機があるのも魅力です。『Sa.Ku.Ra』にはベランダがないので、洗濯物は浴室乾燥機で乾かしています。実際に住んでみて、こうした細やかな設備や工夫から、大東建託の賃貸サービスにおける専門性や心遣いを感じますね」
「Sa.Ku.Ra」に設置されている電子ケトル、電子レンジ、冷蔵庫、洗濯機——お部屋の広さには満足していますか?
呂「以前、台北で一人暮らししていたときの部屋と大きくは変わりません。小さめのワンルームですが、クローゼットがあるので収納には困らないし、いい間取りだと思います」

——机の横や壁にポケモンやちいかわが飾られていて、とても可愛いお部屋ですね。インテリアにおいてこだわっている点はありますか?
呂「インテリアに関しては、私自身の気分が上がることを重視しています。日本に来てからあまり多くのものは買っていませんが、本やぬいぐるみを置くための棚を買いました」
——他の留学生の友人に、「Sa.Ku.Ra」のような留学生向け賃貸物件をおすすめしたいと思いますか?
呂「おすすめしたいです。サービスがとても良いし、万が一なにか問題があったとしても、管理会社の方や大東建託リーシングの方が助けてくれるからです。しかも中国語でサポートしてもらえるので、非常に助かっています。私の住んでいる『Sa.Ku.Ra』は満室だと聞いているので、残念ながら友達に紹介はできませんが、もし機会があれば、似たような物件を紹介してあげたいです」
(おまけ)大東建託リーシングの陳(チェン)さんが語る、「Sa.Ku.Ra」が住みやすい理由
――「Sa.Ku.Ra」が外国人向けに工夫したポイントは?
陳「家具・家電付き、Wi-Fi完備とすることで、入居当日からすぐに生活できる環境を整えました。さらに安全面を重視して防犯カメラを設置したり、生活の利便性向上のため宅配ボックスを設置したりしているところもポイントです。言語や文化の違いから不安を感じやすい外国人の入居者さまにも、安心していただける工夫をしています」
–サービス面でのメリットは?
陳「光熱費を家賃に含めています。ガス会社や電気会社との契約をあらかじめ大東建託リーシングの名義で行い、ガスも開栓しておくことで、入居前の複雑な手続きを解消しました。また、入居後も誤解や不安が生じないよう、契約書類や設備の説明書を翻訳し、できるだけ分かりやすい資料を提供しています。加えて、初めて日本で生活する方のために、入居前に設備や生活ルールの説明会を行い、住み始める際の疑問を解消しています」
(画像:多言語に対応している掲示板)

日本でお部屋を見つけて、楽しい日本ライフを!
最後に、呂さんにこれから日本でお部屋探しをする外国人の方にメッセージをいただきました。

——日本でお部屋探しをする外国人の方に向けて、アドバイスをお願いします。
呂「私が日本へ留学する前は、ビザの申請や留学手続きがたくさんあって、正直とても大変でした。ただ、住まいに関しては、自分に合った部屋をスムーズに見つけることができたので、安心して日本に来ることができました。それは、外国人のお部屋探しを丁寧にサポートしてくれる、大東建託リーシングのような会社と出会えたからこそだと思います。だから、日本でお部屋探しを始めるときは、私のように契約や手続きをサポートしてくれる企業を探すことが大切だと感じました。自分だけで何とかしようとせず、人を頼ってみてほしいですね」
言語や文化の壁がある中でのお部屋探しはとても難しいもの。残念ながら、本人がどんなに頑張っても、「外国人だから」という理由で部屋を借りられないケースもあります。日本での部屋探しに困っている外国人の方は、ぜひ「いい部屋ネット インターナショナル店」および大東建託リーシングに相談してみてください。
「日本で暮らしたい!」という夢が叶い、安心安全な日本ライフを楽しめますように!
















「まず挙げられるのは、お部屋を貸してもらえない場合が多いことです。大東建託グループの管理物件は、一部を除き外国籍のお客さまの入居が可能ですが、オーナーさまや管理会社の中には、国籍を問わず『外国人の方はお断り』という方針を掲げているところもあります。また、ごみ出しトラブルや騒音問題といった過去の経験から、外国人の入居者に対してネガティブなイメージを抱いているオーナーさまも。そうした一部の事例だけを見て、外国人の方全てをお断りしてしまうケースも多いと思います。
そもそも、申し込む前から問い合わせの時点で、不動産仲介業者での対応を断られてしまうケースもあります。当店は外国人のスタッフが母国語で接客や契約を行うなど、外国人のお客さまに特化した対応が可能ですが、一般的な不動産仲介業者では、外国人の方への対応に消極的になりがちです。というのも、外国人のお客さまの場合、物件ごとに『外国籍のお客さまは申し込み可能ですか』と問い合わせたり、海外からの申し込みに対応したりと、日本人のお部屋探しに比べてはるかに手間と時間がかかってしまうんです」