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「熱海は最高のリラクゼーション」プロゴルファー・渡邉彩香さんの地元愛

2025.03.31
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「熱海は最高のリラクゼーション」プロゴルファー・渡邉彩香さんの地元愛

PROFILE

渡邉 彩香

渡邉 彩香 プロゴルファー

1993年9月19日生まれ。静岡県熱海市出身。大東建託所属。9歳からゴルフを始め、2008年に日本ジュニア選手権を制覇。2009年からナショナルチームに入り、2011年の第32回全国高等学校ゴルフ選手権大会で全国制覇。2012年7月、プロテストに合格。2014年3月、「アクサレディスゴルフトーナメント」でプロ初優勝。その後、2015年に「ヤマハレディースオープン葛城」「樋口久子 Pontaレディス」、2020年に「アース・モンダミンカップ」、2022年に「ほけんの窓口レディース」で優勝。プロ通算5勝。

各分野で活躍するトップランナーに、生まれ育った街の魅力や思い出を語り尽くしてもらうシリーズ企画「わたしの地元のいいところ」。

記念すべき第一回を飾るのは、9歳でゴルフを始め、学生時代から頭角を現した大東建託所属の渡邉彩香プロ。2014年にプロ初優勝を果たし、これまでにツアー通算5勝を上げるなど、目覚ましい結果を残してきました。結婚後も故郷の熱海で暮らす渡邉プロは、遠征が続く日々でも、時間が空けば自宅に帰るほどで、他の地域に住むことは一度も考えたことがないと言います。そんな渡邉プロの地元愛やライフスタイルに迫ります!

生まれも育ちも、そして今も。熱海がずっと私の地元です

プロゴルファー 渡邉彩香(わたなべ・あやか) プロゴルファー 渡邉 彩香(わたなべ・あやか)

渡邉プロは生まれも育ちも熱海ですが、小さい頃からなじみ深いスポットはどこでしょうか。

渡邉「やっぱり海ですね。夏休みになると毎日行ってました。今も海に行くのが一番のリラックスタイムです。幼稚園の頃から海が大好きだったので、小学校に入るぐらいのタイミングで『泳げないとかわいそうだ』と両親が地元の水泳教室に通わせてくれました」

水泳は長く続けたんですか?

渡邉「小学校の6年間、ずっと続けていました。9歳でゴルフを始めるんですが、その期間は水泳を中心にやっていましたね。基礎体力という面では、やっていて良かったなと思いますし、体も柔らかくなりました。両親はそんなに大きくないんですが、私だけ背が高いので、『小さいときに水泳をやっていたのが良かったんじゃないか』と言われます」

熱海の海で、特にお気に入りのスポットは?

渡邉「『熱海サンビーチ』という砂浜で、夜もライトアップされている場所が主な遊び場でした。ちょっと歩くと地元の人だけが行くようなプライベートビーチっぽい場所もあって、洞窟もあるんです。SUPで洞窟の中を抜けられるので、よく遊んでいたんですが、今はホテル専用のビーチになってしまったみたいです」

「Stand Up Paddleboard(スタンドアップパドルボード)」の略。大きめのサーフボードの上に立ち、パドルを漕きながら水面を進むアクティビティ

SUPもやられているんですね。

渡邉「高校生の頃、流行っていたこともあり、地元で海の仕事をしている方から『ゴルフのトレーニングになるんじゃない』と言われて始めて、今も続けています。実際に役立っているかどうかは分かりませんが、体幹のトレーニングになっていますね」

SUP上からの様子(提供:プロゴルファー 渡邉 彩香) SUP上からの様子(提供:渡邉プロ)

海以外にも自然との関わりはありましたか?

渡邉「ずっと犬を飼っているので、日課のように山に散歩しに行ってます」

よく愛犬との写真をSNSに投稿してらっしゃいますよね。現在も熱海在住とのことですが、どういうところに愛着を感じますか。

渡邉「熱海はゆっくりと時間が流れている感覚で、それが当たり前の環境で育ったので、初めて東京にきたときは、みんなが忙しそうで驚きました。今も熱海に住んでいますが、用がないと基本的に熱海からは出ません。あと新幹線で1時間もかからずに東京に出られる場所なのに、自然がいっぱいあって、食べ物もおいしいんです」

ここ数年の熱海は若い世代の観光客も多いですよね。

渡邉「すごくにぎやかになりました。駅の周りにカフェがあったり、インスタ映えする景色があったり。駅から海が近くて、歩いて行ける距離なので、そこも魅力なのかなと思います。一方で、山側には高級ホテルがあり、年齢層が上の方々もいらっしゃるので、いろんな世代の方に楽しんでもらえる街です」

海や山は「遊び場」で「トレーニング場」なんです

プロゴルファー 渡邉彩香(わたなべ・あやか)

お父さまの影響でゴルフを始めたそうですが、当初から地元でやっていたんですか?

渡邉「そうです。ただ、市内にゴルフ場はあったんですが練習場がなくて。隣町のゴルフセンターまで、両親の送り迎えで20〜30分かけて練習に通っていました。熱海はジュニアに優しくて、練習場でもジュニア料金があるんです。ゴルフ場もジュニアは2,000〜3,000円でラウンドできるコースがありました。練習環境という意味でも、熱海は最高の環境でしたね。それに練習場に行くと、大人の方々がかわいがってくれるんです。アットホームな雰囲気で練習ができたので、“ゴルフは楽しい”という気持ちが植え付けられたと思います」

小学生のときは水泳に打ち込んでいたとおっしゃっていましたが、ゴルフを好きになったのは熱海の人たちの影響が大きかったんですね。

渡邉「私は体が大きかったので、昔から飛距離が出たんです。そうすると、ゴルフ場にいる人たちが『こんなに飛ぶなんてすごいね!』と褒めてくださって。水泳ではみんな同じぐらいの実力で、そんなに目立つことはなかったんですけど、ゴルフだと周りの人に褒めてもらえたのが大きかったです。それで中学校に入るタイミングでゴルフに打ち込むことに決めました。その時点で、まだプロは目指していなかったですけどね」

子どもの頃は他にどんな遊びをしていましたか?

渡邉「外にいることが多くて、とにかく体を動かすことが好きでした。両親に聞くと、『あんたは、いつも家にいなかった』と(笑)。海に行くか、山に行くか、ときには友達と近くの川沿いに秘密基地を作ることもありました。ゴルフの練習がなければ常に外で遊んでいましたね。それは今も変わらないです。熱海は山が多いんですが、私は『玄岳』という標高798mの山を走って登って、走って下りるというトレーニングも続けています。玄岳は山頂からの景色が素晴らしくて、富士山も見えますし、神奈川から駿河湾まで見渡せます」

熱海の海の風景(提供:プロゴルファー 渡邉 彩香) 熱海の海の風景(提供:渡邉プロ)

玄岳を走るときは麓からスタートするんですか。

渡邉「はい。熱海城の辺りから走るんですが、登りだけで2時間ぐらいかかります。ジョギングのようなペースでも午前中がつぶれるぐらいの距離があるので、かなりハードです」

熱海はスポーツ合宿にも適していそうですね。

渡邉「いいと思います。砂浜を走ったり、山を走ったり、基礎トレーニングができて、温泉も充実しているので、トレーニング後のリカバリーにも最適です。旅館に泊まれば食事も出てきますし、東京も近いから行き来もしやすいですしね。今はチームを受け入れるような大きいジムがないので難しいかもしれませんが、ゆくゆくは長期滞在も可能な施設ができればいいなと思います」

熱海の温泉には頻繁に行かれるんですか?

渡邉「よく行きます。2019年に『オーシャンスパ Fuua(フーア)』という大きい温泉施設ができたんです。観光客向けだとは思いますが、私が行ったときは熱海市民がちょっと安く入れるキャンペーンをやっていたんですよ。岩盤浴もあったりして、疲れたときや、筋肉痛がひどいときなどに行くのがオススメです」

まるで海に浮かんでいるような感覚を味わえる、日本最大級の露天立ち湯が最大の魅力 まるで海に浮かんでいるような感覚を味わえる、日本最大級の露天立ち湯が最大の魅力

スポーツといえば、現在前頭の熱海富士関と一緒にトレーニングに励んでいたそうですね。

渡邉「熱海にあるジムで、私が学生の頃から見てくれているトレーナーさんがジュニア育成のプログラムをやっていて。いろんなスポーツをしている子たちを週1回集めて、基礎的なトレーニングを教えてくれていたんです。すでに私はプロになっていたんですが、そのトレーニングに参加したときに、当時中学生の熱海富士関もいました。今は幕内で活躍されているので感慨深いですね」

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