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面倒くさい衣替えから卒業! 整理収納のプロが教えるラクラク片付け術

2025.11.25
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面倒くさい衣替えから卒業! 整理収納のプロが教えるラクラク片付け術

PROFILE

伊坪 美和

伊坪 美和 インブルーム株式会社 整理収納サービス事業部・営業企画部 部長

整理収納アドバイザー。「お片付けコンシェルジュ®︎」として、個人宅や企業に訪問し、最適な整理収納方法の提案を行う。モットーは「面倒くさがりやの、面倒くさがりによる、面倒くさがりのためのお片付け」。テレビ・新聞・雑誌などのメディア出演多数。整理収納アイテムの企画・監修にも携わる。

季節の変わり目に行う衣替え。「やらなきゃ……」と思うものの、ついつい後回しになっている方も多いのではないでしょうか。

今回は、整理収納アドバイザー1級、そして「お片付けコンシェルジュ®︎」の肩書きを持つ伊坪美和さんに、衣替えの基本ステップや収納の基本を教えてもらいました。限られたスペースを有効活用する収納術も必見です!

インブルームの「お片付けコンシェルジュ®︎」とは?

「整理収納」を通じて家庭の片付けのお悩みを解決したり、オフィスでの働き方をより良くしたりするプロフェッショナル集団。スタッフ全員が整理収納アドバイザーの資格を保有。18年間で18,522件という多くの実績から身に付けたノウハウで、あらゆるお客さまの片付けのお悩みを解決しています。

お片付けコンシェルジュ

衣替えは手放し時のチャンス! 「8割収納」をキープしよう

衣替えは手放し時のチャンス! 「8割収納」をキープしよう

最近はオールシーズンの衣服を収納できるウォークインクローゼットが付いている物件も多く、衣替えをしない人も増えているそう。また、「やらなきゃ」と思っていても、面倒くささが勝ってしまう人も多いと思いますが、伊坪さんは「衣替えは手放し時のチャンス」とそのメリットを説きます。

伊坪「皆さんのご自宅に伺うと、基本的に物量が120%、130%とキャパを超えています。クローゼットがギュウギュウだと服がシワになったり、パイプから服が落ちて埃が着いたり、服をコーディネートする時も選びづらい。そうならないよう、定期的に衣替えをしていただいて、クローゼットやたんすの引き出しがパンパンにならない『8割収納』をキープすることを推奨しています」

衣替えは「2段階」がオススメ

衣替えをする時期は、一般的に6月や10月とされていますが、近年は暑くなったり、寒くなったりの季節が切り替わるタイミングが読みづらくなっています。そこで、伊坪さんが推奨するのが、「2段階衣替え」。

夏物から冬物への衣替え

回数(時期)内容
1回目(10月頃)ノースリーブをしまい、長袖シャツや薄手のコートなどを出す
2回目(12月頃)半袖シャツをしまい、厚手のセーターやダウンなどを出す

冬物から夏物への衣替え

回数(時期)内容
1回目(6月頃)厚手のセーターやダウンなどをしまい、半袖シャツを出す
2回目(8月頃)長袖シャツや薄手の羽織などをしまい、ノースリーブを出す

伊坪「最近は本当に衣替えのタイミングが難しくて、衣替えをした後、急に寒さや暑さが戻ってくることもしばしば。その度にしまい込んだ服をまた引っ張り出してくるのは大変なので、ツーシーズンで一気に分けるのではなく、もう少しこまめに衣替えを行うのがオススメです」

面倒な衣替えもシンプルに。基本の4ステップ

ここで面倒くさがり屋の人は、「年に4回も衣替えをするの?」と少しひるんでしまうかもしれません。しかし、次の基本ステップさえ押さえてしまえば、大丈夫。衣替えの4ステップを伊坪さんに教えてもらいました。

STEP01:「1シーズン着なかった服」を整理する

まずは、「着る服」と「着ない服」を仕分けます。着るか着ないかの判断をする目安は、ずばり「1シーズン」。冠婚葬祭用などを除いて、そのシーズンで一度も袖を通さなかったものは、来年も着ない可能性が高いです。処分するか人に譲るかで、潔く手放しましょう。

伊坪「どうしても迷う場合は、『着る服』と別に分けて『迷う服』と必ず記載してから収納します。次のシーズンで服を戻す時、『本当に着るのか』をもう一度判断しましょう」

STEP02:クリーニングや洗濯でしまう服を手入れする

クリーニングや洗濯など、しまう服のお手入れをしましょう。適切なお手入れをしないと、オフシーズンの間に虫に食われたり、染みが付いたりしてしまいます。また、クリーニング店で掛けてもらったビニール袋は、収納時には必ず外しましょう。被せたままだと、防虫や湿気対策ができないからです。そして、クリーニングに出したものも自宅で洗濯したものも、収納するときは防虫剤を入れるのを忘れずに。

STEP03:Tシャツは20㎝、ボトムスは24、25㎝…… 最適な収納ボックスを用意する

意外と見落としがちなのが、最適な収納ボックスを用意すること。しまう服に合わせて、収納ボックスを選びましょう。大前提として、収納の基本は、立ててしまうこと。服を横にして積み重ねて収納すると、下に何があるか分かりづらくなりますが、立ててしまうことで、何をどこにしまったかが分かりやすく、取り出しやすくなります。

収納ボックスも引き出しの中も、立ててしまうことが基本: 収納ボックスも引き出しの中も、立ててしまうことが基本

サイズの大きい衣類は底が深い収納ボックス、小さい衣類は浅めのものを選びます。それぞれの高さに合ったケースを選ぶことで、クローゼットや押入れの中のデッドスペースを減らせます。

伊坪「皆さん、高さ30㎝くらいの深いものを一律で選んでしまいがちですが、Tシャツは20㎝くらい、ボトムスでも24、25㎝くらいあれば十分です。30㎝必要なのは、シーツやタオルケットといった大判のもの、サイズが大きめのフリースやトレーナーなどですね。もう一つ、収納ボックス選びでポイントになるのが取っ手。長辺・短辺の両方に付いていて、さらに上から下まで取っ手があるタイプだと、高い所でも出し入れしやすいのでオススメです」

伊坪さんがオススメする、長編・短編の両方に上から下まで取っ手があるタイプの収納ボックス 伊坪さんがオススメする、長辺・短辺の両方に上から下まで取っ手があるタイプの収納ボックス

STEP04:服をしまう

最後は、用意した収納ボックスに衣服をどんどんしまっていきます。基本は先ほどの、「立ててしまう」です。

自立しないものは、ブックスタンドを活用すると◎ 自立しないものは、ブックスタンドを活用すると◎

伊坪「余裕がある人は、色ごとにしまうのもオススメです。例えば、黒い服と白い服、それぞれどれくらい持っているかが、ひと目で分かるので、買い物の参考になります。私の場合、家で主人に引き出しの中を見せて、『ほら、グレーのパーカーはこんなにあるんだから、もういらないでしょ』なんて言ったりします(笑)」

たたみ方はどうすればいい? 綺麗に収納するポイントは「四角」

ちなみにたたみ方は、隙間なく立ててしまえるように、「四角」を意識するのがポイント。代表的な服のたたみ方をいくつか紹介します。

Tシャツ

①身幅を三つ折りにする

袖と袖を合わせるたたみ方でも問題ないが、三つ折りにする「ブティックたたみ」の方が、よりコンパクトになるのでオススメ 袖と袖を合わせるたたみ方でも問題ないが、三つ折りにする「ブティックたたみ」の方が、よりコンパクトになるのでオススメ

②着丈を半分にたたむ

ポイントは裾を襟から1.5㎝ほどずらすこと。そうすることで、最後に裾が出づらくなる ポイントは裾を襟から1.5㎝ほどずらすこと。そうすることで、最後に裾が出づらくなる

③さらに小さく折りたたむ

高さは収納ボックスに合わせて調整する 高さは収納ボックスに合わせて調整する

④完成!

綺麗な四角に! 綺麗な四角に!

フードパーカー

①身幅を三つ折りにして、着丈を半分にたたむ

ここまではTシャツと同じ流れ ここまではTシャツと同じ流れ

②さらに小さくたたみ、フードの中にしまう

②さらに小さくたたみ、フードの中にしまう フードの中にくるくると入れる フードの中にくるくると入れる

③完成!

場所を取りがちなフードパーカーもコンパクトに。旅行のパッキングでも重宝しそう 場所を取りがちなフードパーカーもコンパクトに。旅行のパッキングでも重宝しそう

ジーンズ

①お尻のポケットが内側になるように半分にたたむ

この向きでたたむことで、股下の部分が飛び出づらくなる この向きでたたむことで、股下の部分が飛び出づらくなる

②さらに半分にたたむ

②さらに半分にたたむ

③ウエストにできた“袋”に足の部分を挟む

ウエストにできた“袋”に足の部分を挟む1 ウエストにできた“袋”に足の部分を挟む2

④完成!

完成1 完成2 しまう際も崩れにくくなる

狭くてもOK! 限られたスペースを有効活用する3つの収納術

次に、家の中の収納スペースが限られていて困っている方に向けて、便利な収納術を教えてもらいました。

収納術01:ベッド下やスーツケースなどの隙間を狙う

クローゼットや押入れなどの収納スペースが限られている場合は、ベッド下など家の中のちょっとした「隙間」を有効活用しましょう。最近は、ベッド下専用の収納アイテムも増えています。

伊坪「案外、スーツケースの中も良い収納スペースになります。オフシーズンの衣服を収納袋に入れて、それをスーツケースの中にしまっておけば、旅行でスーツケースを使用する時は、袋ごと取り出すだけOKです」

収納術01:ベッド下やスーツケースなどの隙間を狙う

収納術02:クローゼットは上・中・下の空間をフル活用

クローゼットで見落としがちなのが、棚上のスペース。「空き箱を入れているだけになっている……」という人は、棚上もオフシーズンの服をしまっておくスペースとしてしっかり活用しましょう。

伊坪「中段のパイプにはシワを避けたい服を吊り下げ、床上にはたたんでもOKな服を引出し式の収納ケースに入れてしまいます。たたむ方が収納力が上がるので、あまりシワが気にならないものだったら、極力たたんでコンパクトにするのがオススメです」

収納術02:クローゼットは上・中・下の空間をフル活用

収納術03:吊るす収納はハンガー選びが肝

クローゼット内のパイプ部分の収納力を上げたい場合は、ハンガー選びが大切です。闇雲に選ぶのではなく、ある程度同じシリーズで揃えると、ハンガー同士がかさばらず、見た目もすっきりします。

中でも伊坪さんのオススメは、ドイツ製の「MAWAハンガー」。厚さが約1㎝とスリムなので、クローゼットの中で場所を取らず、収納力がアップします。さらに、服が滑りづらい特殊なコーティングがしてあるのもうれしいポイントです。

収納術03
伊坪さんも愛用するドイツ製の「MAWAハンガー」 伊坪さんも愛用するドイツ製の「MAWAハンガー」

また、服の種類によって、ハンガーを使い分けるのもポイントです。ジャケットやスラックスなど、それぞれに適したハンガーを使うことで、吊るした時の無駄なスペースを減らせます。

(左上から時計回りで)ジャケット用、Tシャツやカットソーなどをかける人体型タイプ(太め・細め)、スカート用、スラックス用、襟付きワイシャツ用のMAWAハンガー (左上から時計回りで)ジャケット用、Tシャツやカットソーなどをかける人体型タイプ(太め・細め)、スカート用、スラックス用、襟付きワイシャツ用のMAWAハンガー

伊坪「服が掛かってないハンガーは、パイプから外しておきましょう。100円ショップなどに売っているファイルボックスに入れて、しまっておくといいですよ」

ファイルボックス

衣替えで、毎日をもっとハッピーに

面倒なイメージのある衣替えも、家の中を定期的に整理整頓する機会とポジティブに捉えることが大切。「クローゼットの中を自分の好きなものだけにすることを目指しましょう」と伊坪さんも背中を押します。

今回紹介した方法を参考に、ぜひこまめに衣替えをしてみてください。

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