
PROFILE この記事の登場人物

maru. フォトグラファー/インテリアコーディネーター/宅地建物取引士
写真歴約15年のフォトグラファー。普段は宅地建物取引士として不動産業に従事しながら、竣工写真や日常のお部屋、インテリア等の写真を中心に撮影する。インテリアコーディネート、家全般に関するアドバイスなどでも活躍中。
引っ越しや模様替え、憧れの家具の購入などのタイミングで「今の部屋を写真に残したい!」と思ったことがある人もいるのでは? しかし、どんなにすてきなお部屋でも、魅力を写真で伝えるのは簡単ではありません。インテリア撮影には、少々コツがいるんです。
今回は、お部屋の写真を多く撮影するフォトグラファー兼インテリアコーディネーターのmaru.さんにインタビュー。構図の決め方からオシャレで手軽な画像加工の方法まで、スマホでできる撮影テクニックを聞きました。
※今回、maru.さんには「Google Pixel 8a」を使用して撮影いただいています。
お部屋やインテリア撮影の基本を解説! Before/Afterの比較でコツを掴もう
お部屋やインテリアの撮影で大切なのが、構図と光の使い方です。この2つを工夫するだけで、写真の印象は大きく変わります。それぞれ、Before/Afterの比較を通して、撮影の基本のポイントを見ていきましょう!【構図】主役を明確に、画角を使い分ける
構図とは、カメラのフレーム内における被写体や背景などの配置のこと。カメラを構える向きや位置によってコントロールできます。POINT01. 主役は分かりやすく
まずポイントになるのは、主役をはっきりさせることです。 maru.「お部屋やインテリアの撮影では、主役が分かりやすい構図を意識しています。欲張ってあれこれ写そうとするよりも、余白を意識した方がすてきな写真になりやすいと思いますよ。例えば、以下の写真で見てみましょう」
左:Before/右:After
左:Before/右:AfterPOINT02. 被写体によって画角を使い分ける
見せたいものに合わせて画角を工夫することで、写真で伝えたい印象がより明確になります。 maru.「特定の雑貨などにフォーカスしたいときは、カメラを真正面から向け、対象に近づくのがオススメです。一方で、お部屋全体の写真は、斜めの画角から撮影すると抜け感が生まれて広く見えます」
左:Before/右:After
POINT03. 高さを変えてみる
撮影時に意外と見落としやすいのが、カメラを構える高さです。高さを変えるだけで、切り取れる場所や写り方が一気に変わります。 maru.「例えばオシャレな照明を気に入っているなら、画面を縦にして下から撮り、天井まで写してみてください。ときにはかがんだり膝立ちになったりして、ベストな高さを探してみましょう」POINT04. 水平と垂直を意識する
フレームの内の線を揃えるのも、構図を整えるうえで大切なポイント。では、どこを見て確認すればよいのでしょうか? maru.「カメラの枠の直線が窓枠や天井、壁といった建物の直線と平行になっているかを、撮影の際に意識してみてください。写真がバランス良く見えますよ」【光】順光・逆光・自然光を調整する
構図と並んで大切なのが、光の使い方です。POINT01. 被写体に当たる向きを調整する
撮影では、「順光」「逆光」といった被写体に差す光の向きを把握し、使いこなすのがポイントです。 maru.「光が被写体の正面に差している状態が順光です。被写体そのものを忠実に写せるので、室内全体を撮りたいときにぴったりです。逆光は、被写体が光源に背を向けている状態です。画面が真っ暗になりがちなので、私はあまり使いません」
左:順光で撮った写真/右:逆光で撮った写真POINT02. 半逆光で質感を出してみる
順光は写真撮影の基本ですが、陰影や質感を強調したいときは味気ない印象になることも。そんなとき、maru.さんがよく使うのが「半逆光」です。 maru.「逆光より少し手前の、斜め45°くらいの角度から撮ると半逆光になります。影がほどよくつくので、ものの質感や立体感が伝わりやすくなるんです。“いい感じ”のポイントが見つかるまで、画面を見ながら動いてみてください」
いずれもカメラの設定でコントラストを強め、半逆光で撮影した写真。質感が伝わってくるPOINT03. 自然光で撮影する
被写体が最もきれいに写るのは、光が一方向から当たっているとき。そのため、maru.さんは撮影が日中のときはなるべく照明をつけず、自然光で撮るようにしているそう。
左:Before/右:After 
























