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【温故知新 ~未来へのバトン〜】Vol.1 商品開発の歴史:後編 ——変わらない想い、変わり続けてきた人々

2023.09.14
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【温故知新 ~未来へのバトン〜】Vol.1 商品開発の歴史:後編 ——変わらない想い、変わり続けてきた人々

PROFILE

松岡 透

松岡 透 商品開発部 次長(大東建託)

設計部や商品開発部で鉄骨造の大東建託専用事務所の設計や「ユニメゾン24(木造2×4工法)」をはじめとする数々の商品開発に携わり、2014年に商品開発部の次長となる。商品開発歴32年。

須賀 七海

須賀 七海 商品開発部 企画デザイン課(大東建託)

新卒として入社後に商品開発部へ配属となる。商品の販売促進や、賃貸住宅コンペ、防災と暮らし研究室「ぼ・く・ラボ」の活動、技術分野のプロモーション業務などに従事。商品開発歴4年。

創業50年目を迎えた大東建託の商品開発の歴史を振り返る連載シリーズ 「温故知新 ~未来へのバトン~」。商品開発の最前線で戦い続ける社員とともに時代の変遷を辿りながら、これまでの大東建託のあゆみや、商品開発における想いをひも解いていきます。

第1回は、商品開発歴32年、“商品開発の生き字引”ともいえる商品開発部次長 松岡さんに、後輩社員の須賀さんがインタビュー。商品開発の歴史を3つの転換期から振り返ってきた前編に続き、後編では時代を超えて受け継がれてきた“不変の価値観”を、二人とともに探っていきます。

(本メディアのリニューアルに伴い、2024年11月30日に編集しています)

バトン4 企画型のプロセスを導入することで時代・多様なニーズに合わせていく

須賀 七海(大東建託の女性社員:商品開発部 企画デザイン課) 須賀

「前回、細やかな戦略に沿った商品開発を行ってきたと言っていましたが、具体的に教えてください」

松岡 透(大東建託の男性社員:商品開発部 次長) 松岡

「大東建託は賃貸住宅市場へ新規参入して以来、“他社にないもの”を目指し、これまでにない海外様式のデザインや住戸形式など、新たな価値創造に向けた挑戦を積み重ねてきました。そこから賃貸効率を高めるノウハウが蓄積され、今では売れる商品・建てやすい商品を開発するための、大東建託独自のセオリーが確立されてきています。

これまでの商品開発では、販売効率が悪いと基幹商品にするのは難しく、バンド(価格帯)の高い、高付加価値な賃貸住宅は開発しにくいのが課題になっていました。そこで、セオリーに従いながらも商品開発の仕組みを変えました。まず、これまでのように販売効率の高い商品は『基幹商品』として、タイプやオプションの幅を広げていったんです。

一方、時代に合わせた新たなコンセプトで作るニッチな商品の場合は、まずは『企画商品』として単品で作り、販売状況により基幹商品化していきます。このような企画型のプロセスを取り入れることで、市場ニーズや社会課題の解決などの、多様なニーズに応える賃貸住宅を商品化させる道筋ができあがりました。

特に『DK SELECT』が誕生して以降は、ブランドコンセプトに基づいた商品開発方針が立てられるようになったことで開発効率が上がり、開発期間は最短で4ヶ月程度に縮まりましたね」

2022年2月に企画型(高級路線)商品として販売開始された「シエルコート」

バトン5 “時代を超えて受け継がれてきた“大東建託らしさ”とは

須賀「これまでの大東建託の歴史を振り返ってみることで、時代や社会環境の変化に柔軟に対応しながら、それを成長のチャンスに変えてきたことがよくわかりました。そうした精神性は、どこから生まれてきたと思いますか?」

松岡 透(大東建託の男性社員:商品開発部 次長) 松岡

「大東建託の根底には、『他社にはないものを目指そう』と、絶えず挑戦を積み重ねてきた創業メンバーたちの情熱があります。この先人たちの『飽くなきチャレンジ精神』は、時代が移り変わっても継承され続け、大東建託の文化となって、今もなお社員一人ひとりに息づいていると感じます。

実際、商品開発の現場でも、『何か新しいもの(+α)を加えてみよう』『もう一捻りしてみよう』と、信念を持った個性豊かな社員が自由にアイデアをぶつけ合ってきました。そうした環境が、今日の大東建託の商品の多様化に結び付いていると実感しています」

須賀 七海(大東建託の女性社員:商品開発部 企画デザイン課) 須賀

「最後に、商品開発部が時代を超えて大切にし続けてきたのは、どのような考え方でしょうか?」

松岡「大東建託の商品開発の根底には、『賃貸事業として35年間オーナーさまが安心して賃貸経営できる、賃貸効率の高い建物を作る』という使命があります。そのため、『提案のしやすさ』『建物の作りやすさ』『入居斡旋のしやすさ』『管理のしやすさ』の4つのバランスが揃った商品を作るという考え方は、昔も今も変わっていませんね。

加えて、デザイン性や利便性、築年数が経過しても入居者の方に気持ちよく入居・生活してもらうための耐久性や、オーナーさまの修繕負担軽減といったものを両立させていかなければなりません。そのため、私たち商品開発部には、限られた資源をいかにポイントを絞って有効活用し、“魅力ある住まい”にできるかが、いつの時代も求められていると考えています」

創業当時の社章には、「大東建設・地主・テナントの3者が互いに信頼を得て、より深い関係を築いていく」という意味が込められている

バトン6 インタビューを通して感じたこと

最後に、松岡さんへのインタビューの感想を、須賀さんに語っていただきました。

須賀「松岡さんへのインタビューのなかで『大東建託は創業以来、土地の有効活用策として建物賃貸事業を提案し続けてきた』という話がありましたが、時代の変化のなかでも軸をブラさず、さまざまな転換期を経て今日まで会社が成長し続けてこれたことを考えると、大東建託はこれからも、これまでとは異なる新たな“賃貸住宅の在り方”を世のなかに発信し続けていくことができるはず、と感じています。

私自身が大東建託に入社してから感じているのは、団結力、判断力、スピード感のすごさです。この5年間の間にも、 社内で環境や防災への取り組みが始まったと思えば、いつの間にか脱炭素住宅『LCCM賃貸集合住宅』の普及促進や防災配慮型賃貸住宅『ぼ・く・ラボ賃貸』の開発が進んでいるなど、時代の変化に順応しながらどんどん先に進もうとしている姿を目のあたりにしてきました。

そして、その一番の原動力は、やはり『人の力』なのだと、周りの先輩社員の方々を見ている中で日々感じています。今日のインタビューを通して、大東建託が賃貸住宅業界の最先端を歩き続けられる理由を、を改めて垣間見ることができました。松岡さん、ありがとうございました!」

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