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“簡単”“早い”“面白い”を極限まで追求。TCG「ウルトラマン カードゲーム」開発者が語る、魅力と未来の話

2025.12.26
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“簡単”“早い”“面白い”を極限まで追求。TCG「ウルトラマン カードゲーム」開発者が語る、魅力と未来の話

PROFILE

宍戸 英治

宍戸 英治 カード事業本部 エグゼクティブマネージャー(株式会社円谷プロダクション)

ウルトラマン カードゲームプロジェクト総合プロデューサー。かつてはFORCE OF WILL株式会社代表取締役としてTCG(トレーディングカードゲーム)やアニメ映画の分野で活躍していた。

今年の10月に1周年を迎えた円谷プロダクションが提供する人気TCG(トレーディングカードゲーム)「ウルトラマン カードゲーム」がなぜか大東建託とコラボを!?

なぜそんな異色のコラボが決まったのか、「ウルトラマン カードゲーム」の総合プロデューサーである円谷プロダクションの宍戸英治さんに、コラボに込められた思いや、カードゲームそのものの魅力やこだわりについて伺いました。

思わずコレクションしたくなる。目指したのは所有欲をくすぐるカード

映像作品を再現したゲーム性だけでなく、コレクション的な面も魅力がある「ウルトラマン カードゲーム」。カード自体に込められたさまざまなこだわりについて宍戸さんに聞きました。 –––TCGは実際にプレイするだけでなく、コレクションをする楽しみもあるかと思います。カードのデザインやアートワークはどのように決めているのでしょうか? 映像本編のシーンを使用した実写だけでなくイラストもありますよね。 宍戸「まずはどのウルトラマンを登場させるか決めて、代表的なポーズや話数、シーンなどを再現してくださいという形でオーダーしています。複数枚でひとつの絵になるカードなどコレクター向けの仕掛けもありますね。 イラストに関しても、ウルトラマンゼロのキャラデザインを手がけた弊社のチーフデザイナーである後藤正行のイラストに本人のサインの箔を入れたカードなど、ファンがほしいと思うものを意識しています。さらに、集英社のマンガ誌アプリ『少年ジャンプ+』で『ダンダダン』を連載中の人気漫画家・龍幸伸先生に描き下ろしていただいたイラスト、マーベルアーティストによるイラストなどもあり、こうした外部の漫画家やイラストレーターとのコラボもこれからもっと増やしていきたいですね。
左:円谷プロダクション チーフデザイナー後藤正行さんによる「ウルトラマンゼロ」のイラスト 右:龍幸伸先生描き下ろしのイラストを使用した特別なカードは、ブースターパック第5弾「勇輝の黎明」のBOX購入特典として封入 左:円谷プロダクション チーフデザイナー後藤正行さんによる「ウルトラマンゼロ」のイラスト/右:龍幸伸先生描き下ろしのイラストを使用した特別なカードは、ブースターパック第5弾「勇輝の黎明」のBOX購入特典として封入
カードそのもののクオリティに関しても裏面のエンボス加工や色にもこだわっていて、大人が持っても恥ずかしくないものにしました。手触りや質感も大切なので、他のどのカードゲームよりも厚くしてあります。この厚さ、硬さが所有欲につながると思うんです。ペラペラだと納得感に欠けるし、湿気に弱く保管も難しい。イラストだけでなく、カード自体のデザインにも徹底的にこだわって設計しました」
カード裏面の模様はエンボス加工によるもの カード裏面の模様はエンボス加工によるもの
–––確かに実際にカードに触ってみると手になじみますし、高級感がありますね! デザインに力を入れているのは実物を見ると一目瞭然ですが、このレベルを安定的に印刷できる会社もあまりないのではないでしょうか? 宍戸「そうなんです。同時期に多言語で、この規模感で世界各国に出荷するのは非常に難しいんです。実は、カードゲームを作れる工場って世界中にそう多くはなくて、日本国内ではもはや生産できないぐらいなんですよ。われわれは幸い、グローバル展開をしているので、工場拠点に関しては比較的、他社よりも優位性があるかなと思います。しかも生産チームには業界歴が長いメンバーが揃っていて、高品質を維持するノウハウがあることも強みですね」 –––そのようにこだわって作ったカードを販促するためのプロモーションはどういった施策を用意したのでしょうか? 宍戸「『ここに行けばカードゲームで遊べる』という環境がとても大事だと思っているので、全国各地・世界中で、毎週のように大会を開催しています。それも、デビュー戦はここ、少しチャレンジしたい人はここ、本気の腕試しはここ、といった感じで参加者のレベルに応じて開催しています。大会に参加したり、優勝したりするとレアなプロモーションカードをもらえるという特典もありますよ」
大会に参加したり、優勝したりするとレアなプロモーションカードをもらえるという特典もありますよ」
–––デッキを組んだら人と対戦してみたくなりますし、自分のレベル感に合わせた大会がコンスタントに開催されているのはうれしいですね。 宍戸「常に開催されているわけではないですが、タイミングによっては2人1組で戦う2on 2のチーム戦イベントが開催されていることもあります。大会に参加してみたいけど1人だとちょっと…… という人も2人組なら参加しやすいのではないでしょうか。もちろん、参加賞などの特典も2人分もらえますよ」

世代を超えて愛されるTCGを目指して。ウルトラマン カードゲームの今後の展望

最後に、宍戸さんに「ウルトラマン カードゲーム」の今後の展望についてお聞きします。 –––10月25日で「ウルトラマン カードゲーム」は発売されて1年が経ちました。2年目に計画していることについて、話せる範囲で教えていただけますか?
1年間でスターターデッキ3種、ブースターパック5種を発売 1年間でスターターデッキ3種、ブースターパック5種を発売
宍戸「1年目はやるべきことはひと通りやれたんですが、不十分な点もたくさんあったので、1年目の課題を消化することがまずは大事だと思っています。あとは年に1回はヤマ場を作ること。それがまさに2周年のタイミングになると思うんですが、1周年以上に2周年に盛り上がれる流れを作るために今、動いています。 『ウルトラマン カードゲーム』は短い時間で遊べるし値段も安いので、プレイヤーにとってのサイドゲーム、つまり2番目のゲームでいいかなと思っていたんです。しかし今、なんとリプレイスが起こっていて、メインゲームになりつつあるんです。ユーザーさんの心理からしてもコストパフォーマンスがいいんですね。TCGとしての認知拡大はいいペースで進められてきたと思っているので、2年目はもう少し初心に戻って、ウルトラマンの原作やイベントと連動する動きを社内で足並みを揃えてやっていく必要があるかなと思っています」
ウルトラマンの原作やイベントと連動する動きを社内で足並みを揃えてやっていく必要があるかなと思っています」
–––では最後に、今後の展望について教えてください。 宍戸「他人と話すのはめんどくさかったり、知らない人とは遊びたくなかったりしますよね。一方で、人とつながって遊びたい、楽しみたいという欲求はある。つながりたいけれども解決しなければならない問題があるわけです。これを解決する手段として『ウルトラマン カードゲーム』はとてもいいと思っています。 やっぱり、一緒に遊ぶ相手がいなければカードゲームは楽しみにくいし、カードショップに行っても知らない人と遊ぶのは人によっては難しかったりする。でもウルトラマン関連のイベントの中でそうした場があれば、同じ趣味を持った人たちで一緒に盛り上がれるかもしれない。だから今後は、ウルトラマンイベントとカードゲームイベントをもっとうまく組み合わせて多面展開し、そうした機会提供をどんどん増やしていけたらと思っています」 親子の絆、同じ趣味を持つ仲間とのつながりを深めるきっかけにもなる「ウルトラマン カードゲーム」。年末年始は人が集まって、カードゲームを遊ぶ時間もあるかと思うので、ぜひ一度プレイしてみてください。
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