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ケンタクアイ編集部
大東建託グループのニュースメディア「KENTAKU Eyes(ケンタク アイ)」の編集部。暮らしを豊かにする知識やアイデア、最新技術、大東建託で働く人々の想い・取り組みの裏側まで、さまざまな情報をお届けします。
大東建託が実施している「街の住みここちランキング 自治体ランキング<全国版>」において、2年連続で全国1位を獲得した町があります。それが、北海道の「東川町」です。何かと話題の町ですが、伝わってくるのは自然が豊か、オシャレ、移住者が多い、という断片的な情報ばかり。そこで、町長や地元住民の方々にインタビューし、リアルな暮らしを聞きました。
実際に東川町の町を歩いてみて
地元住民の方にお話を伺った後は、徒歩と車で町を巡ってみました。
町に入ると、最初は家具工房や製材所が続きますが、工場は少しずつ住宅に変わり、やがて商業施設が目につき始めます。住む場所、働く場所、商う場所などがきちんと分けられている。まずはこうした計画性のある町づくりに感心しました。
田舎と言いながら、数えてみると町にはコンビニが4軒もありました。中でも、美味しいお弁当やアイスで知られる北海道のローカルコンビニ「セイコーマート」の存在はうれしい限り。

また町には2軒のスーパーマーケットがあります。たいていのものは、町内で間に合うので特に困らないそうです。

市街地に入ると、ひときわ目を引くのが複合施設「せんとぴゅあ」の存在です。森に囲まれたような敷地は、移築された東川小学校跡地とのこと。

旧東川小学校の校舎は、町立日本語学校としても利用されています。さらに図書機能、国際交流、写真やアートの展示室などを集約しており、町だけでなく民間のイベントまで、さまざまな文化発信の起点として役立っています。そして、この「せんとぴゅあ」のある交差点が、東川町の中心地。町役場や中学校、診療所、幼児センターなども、この交差点から徒歩圏内と便利です。

つまり教育も文化も金融も行政も交通も、すべて市街地に集約されています。なるほど、これなら暮らしていく上で特に困ることはなさそうですね。

町役場の敷地内には大きな写真パネルが置かれている他、裏手には壁を利用したギャラリーも見つけることができました。

1985年に「写真の町」宣言をして以来、国際写真フェスティバルを開催してきた東川町。特に「東川賞」は、今では全国三大写真賞に数えられるほど有名です。また、国内の高校生が参加する「写真甲子園」や、世界の高校生を招いて開催する「高校生国際交流写真フェスティバル」などを開催しています。こうしたイベントを通じて、「写真の町」という取り組みが町づくりの根幹として町民の間に浸透しているのでしょう。

さて、時間はお昼時。この中心地でひときわ目に付くお店があったので入ってみました。「笹一」はおすし屋さんとして創業しましたが、数年前に改築して和食中心の食事処になったんだとか。

入店してみると、なんと店内でそばを打っていました。それならと、もりそばを注文。東川町の地下水と北海道産そば粉で打ち上げたとあって、透明感あふれるスッキリした味わい。つゆを付けなくても、ほんのり甘みが立ち昇り絶品です。

この「笹一」でお話を聞いてみると、町内には個性的な飲食店が何軒かあるという情報をキャッチ。すぐ近くのカフェ「ノマド」は元電気屋さんをリノベーションしたお店。スキーと釣りを愛するオーナーに心をひかれて、多くのアウトドア好きが集うそうです。

このお話につられて、地元住民インタビューで聞いた「キャンモアスキービレッジ」にも足を延ばしてみました。もちろん夏のスキー場は緑一色。ですが、市街地から5分のドライブでスキー場に到着できる。このアクセスの良さがあれば、町の人たちがスキーに親しむのも納得です。

「キャンモアスキービレッジ」が位置するキトウシ山の麓の森の中には、キャンプ場も設けられています。夏のレジャーを楽しむ人たちに交じって、こずえの木で遊ぶエゾリスの姿も見られました。


菊地町長のお話にもあったとおり、東川町には上水道がなく、全戸地下水で生活を賄っています。その地下水は大雪山に降った雪が長い時間をかけて染み出してきたものです。旭岳に向かう途中には、「大雪旭岳源水」と呼ばれる、地下水の湧き出しがあります。源水からの流れには、冷たい清流でしか見られないバイカモの花が咲いていました。

源水を一口飲むと、冷たく後味もスッキリ。町内ではどの家でも、このまったくいやみのない水が蛇口から出てくる。そう考えると、改めて東川町の自然の豊かさを知った思いでした。

魅力のすべてが、つながっている町
こうして東川町を巡ってみると、自然の豊かさもオシャレな町並みも、移住者が多いこともすべて一つにつながっているような気がしました。それは住んでいる人が、本当に東川を好きだということ。便利さよりも自然のままを選び、集客目当ての目立つ看板よりも統一感のある落ち着きを選ぶ。ゴミが落ちていないのも、玄関先のかわいい花壇も、町を大事にする気持ちの現れと思えば納得です。そうした気持ちが集まって、この町独特の心地よさを醸し出している。「街の住みここちランキング」全国1位は、町民が思う「自分の町が好きランキング」全国1位ともいえるかもしれません。







































